ウルス・ナルダン Blast 霜刃 — 世界29本の“煙水晶”ダイヤル・シリコン陀飛輪とは?
「200万円台で、世界に29本しかない限定陀飛輪が手に入る?」——その驚きの問いに答えるのが、ウルス・ナルダン(Ulysse Nardin)の新作「Blast 霜刃(Shuang Ren)」です。公価は25万7800元(約556万円)、42mmチタンケースに霧面ブルーサファイアダイヤル、そして自社開発のUN-371手巻きシリコン陀飛輪機芯を搭載。さらに、東欧出身のファッションデザイナー・Vsevolod Sever Cherepanov(フセヴォロド・セヴェール・チェレパノフ)とのコラボレーションにより、“X字骨格”のBlastケースに“朦朧美”を融合した、極めて詩的な一本となっています。果たしてこのモデルの真価とは?公式情報をもとに、徹底解説します。
Q. 「霜刃」という名前の由来は?
A. 中国語で“霜のように冷たく、刃のように鋭い”という二重の意味を持ちます。
“霜”:スーパーコピー時計霧面処理されたブルーサファイアダイヤルが生む朦朧とした透明感
“刃”:Blastシリーズ特有の鋭角的なX字シャークフィン構造
この対比こそが、デザイナー・セヴェール氏が追求した「シンプルの中に深みを隠す美学」の核心です。
Q. 最大の特徴である“霧面ブルーサファイアダイヤル”とは?
A. レーザー加工+金属蒸着で実現した、“煙水晶”のような視覚効果です。
工程:
ブルーサファイア板にレーザーで微細な凹凸を形成 → 霧面化
表面に極薄の金属膜(アルミニウム系)を蒸着 → 光の干渉で青紫の虹彩を発生
効果:角度によって透け具合と色調が変化し、下層の機芯が“雲の隙間から覗く星”のように見える
これは、「完全スケルトンでもなく、完全密閉でもない」第三の視覚表現として、近年稀に見る革新です。
Q. 搭載されているUN-371機芯の特徴は?
A. UN-171陀飛輪をベースに、X字骨格とシリコン技術を融合した手巻きキャリバーです。
シリコン製パーツ:
超大型シリコンテンプ(直径13.2mm、重量0.2g)
シリコンヒゲゼンマイ(無潤滑・非磁性)
シリコン脱進機
独自技術:
ダイヤモンド・シリコン結晶(DiamonSil):表面に人造ダイヤモンド膜を蒸着し、硬度・耐摩耗性を向上
96時間パワーリザーブ(4日間)
可視性:ダイヤル越しにX字ブリッジ+青いテンプが幻想的に浮かび上がる
ウルス・ナルダンは、シリコン素材のパイオニアとして20年以上の実績を持ち、この機芯はその集大成といえます。
Q. デザインや素材の詳細は?
A. Blast Xケースを再解釈した、極めて洗練された仕上げが特徴です。
ケース:42mm マットチタン(軽量・低アレルギー性)
ベゼル:カーボングレー噴砂仕上げ(視覚的重厚感を抑制)
リューズ:細密防滑紋+正面に「UN」ロゴのみ(デザイナーの“余計な装飾を排す”哲学を体現)
ストラップ:ブラックラバー(快適性重視)
特に注目すべきは、ケースのX字構造が、従来の“攻撃性”から“内省的な鋭さ”へと進化している点です。
Q. なぜ限定29本なのですか?
A. 記事によると、デザイナー・セヴェール氏の誕生日に由来するとされています(※詳細は非公開)。
ただし、霧面サファイアダイヤルの加工難度も要因と考えられます。
サファイアは硬度が高く、レーザーによる均一な霧面処理は極めて困難
さらに金属蒸着の厚さをナノ単位で制御する必要があるため、歩留まりが非常に低い
そのため、29本という極小ロットでの限定となったのです。
Q. 総合的に見て、誰におすすめですか?
A. 以下の3つの要素に共感できる方に最適です。
「シリコン技術の最先端を体験したい」技術愛好家
「個性的だが主張しすぎない限定モデル」を探しているコレクター
「東欧デザインの感性×スイス製表技術」の融合に魅了される方
この「Blast 霜刃」は、単なる限定品ではなく、ウルス・ナルダンが“未来の高級時計”として描く一つの答えです。
29人の所有者だけが、その朦朧とした宇宙を手首に閉じ込めることになります。